プラダを着た悪魔

<あらすじ>大学を卒業し、ジャーナリストを目指してNYにやってきたオシャレには全く興味のないアンディ。そんな彼女が手にした職業は女性なら誰もが憧れる一流ファッション誌のカリスマ編集長ミランダのアシスタント。しかし彼女こそが悪魔的ハイレベルな要求で何人ものアシスタントをクビにしてきた鬼編集長だった。


面白かった。だけど、なんだかもやもやと不満が残った。主人公が最初からあまりにも可愛すぎるのがいけないのかしら。彼女の同僚(エミリー)が車に轢かれるシーンもびっくりした。あれ、絶対死ぬだろう!軽症で済む問題じゃないと思う。そして、仕事より愛をとった主人公が格好いい!と思えればいいんだろうけど、それに気付く前に、彼女は恋人と別れた直後に不倫してるわけですよ。まぁ、一夜限りだし、彼女は彼よりも仕事をとった訳だから「そんなの関係ねぇ!」と言ってもいいんだけど・・・。私は主人公の彼氏(ひげもじゃ)が割りと好みのタイプだなと思いました。ワイルドっているか熊系?笑顔が可愛いなぁ.。.:*・゚゚・(´ー`).。*・゚゚・*:.。.それにしても、悪魔役(笑)であるメリル・ストリープの演技は熱演というよりなかった。旦那と離婚しそうになり、娘たちに対する気持ちを主人公に話している時の表情ったら!最後のシーンで、人ごみの中に主人公を見つけて微笑し、次の瞬間にはタクシーの運転手を睨みつけて出発をせかすっていうのがもうね、素敵だなぁと。あと、何かと主人公を助けてくれる男性スタッフのもいい味が出ている。主人公がミランダに理不尽な要求をされて、それが実行できなかったときに彼が主人公に渇を入れるシーンも見事。「褒めろとは言わない、でも私だっていろいろと努力したのよ、それを認めてくれてもいいじゃない」、「努力した?あんたは何も努力していない、甘えるなサイズ“6”」。このやりとりも最高。いいなぁスキンヘッド。ナイスヘッド。