足首を濡らす覚悟で

14時頃、今まで小雨だったのが突然強く降り出してきた。私は先生のアルファー波攻撃という後ろ盾を得た睡魔と必死で闘いつつ、窓の外をぼんやり見ていた。よく考えると一番前の席で居眠りって最悪だ。しかし、普通に眠るよりは数倍気持ちがいいのはどうしてなんだろう。あの気持ちよさは罪悪感からきているような気がしてならない。しかし、その30分後には快晴になっていた。帰り際、学校の指定の駐車場の前を通った。学生たちがはしゃいだ声を出していたので観てみたら、水はけがあまり宜しくないのか、ちょっとした沼みたいになっていた。水芭蕉とか咲いていそうだ。タイヤの3分の1が水に浸かっており、持ち主はこの後どうするんだろうと思った。

その後、髪の毛を梳こうかなぁと思い、出掛けたのだが、どの店で切るべきなのか判断がつかず、結局切らず仕舞いである。もっさりしたこの髪をどうにかしたい。しかし、ばっさり切るときは仕方がないとしても、梳くだけのためだけに5000円は出したくない。葛藤だ。またいつもの場所に行こうかなと考えている。