庭球チックな夢

私は車の後部座席に乗っている。運転しているのは手塚部長似の青年だ。彼の助手席には、佐伯と不二と千石あたりを足して2で割ったような感じの青年(仮に白石とする)がいる。私たちは遊園地のような道(やけに曲がりくねっていたり、螺旋状になっている道)を走っている。しかも、私は何かに追われているのだ。逃げて逃げて逃げて。そして、私を追い詰めた人が後ろに近づいてくる。真っ黒なシルエット。誰だかはわからない。けれど、それは罠。私は、影の人を深い穴の中へ叩き落す。嫌な、とてつもなく最低な言葉を吐いて。涙がひとすじ頬を伝って、そして私は笑った。壊れたかのように。そのとき、私の側には手塚も白石もおらず、私はいつのまにか一人になっていた。それでも影の人はいなくなって、これで私には平穏な日々がやってきたのだった。よかった、と安堵したところで目がさめた。