鬼は外。福は内。

節分である。そういや豆は食べていない。その日は朝から墓参り。昼間は母親の同級生のお姉さんがやっているという定食屋でご飯を食べ、カウンターにいた周りの人たちがほとんど母親の知り合いだった。母親は人脈が少なからずあるので羨ましい。身体的には母親にそっくりだと揶揄される私だが、どちらかというと父親の血を色濃く受け継いでいるに違いない。あの人も方向音痴だし。節分であったので、神社で豆拾いをした。豆よりはラーメンの方が多かったが致し方ない。母親はお菓子ばかり捕獲していた。今年は人が多かったが品物も多かった。私はお米券が欲しかったのだが、いかんせん、前に出すぎてしまっていたようだ。来年度はもう少し後ろ側にしよう。あの、木に引っかかってしまった餅は一体どうなったのかがとても気になる。