僕たちは太陽を無駄にする

今日はとても過ごしやすい天気だった。1限と3限の授業が休校だと知っていれば、洗濯物を思うさま干してきたのに・・・・。最近、休校情報のチェックを怠りがちである。なのでしっかり5分前には教室にいた。優雅に読書をしていたら、数名の女子が声を張り上げて「休校だって!」と叫ぶように誰かに話しかけていた。いそいそと帰り仕度をして、向かったのは図書館。目的は「ガラスの仮面」。今日の成果は9冊。ケレンケラーのダブルキャストが決まったところまで。内容の濃い漫画を見ていると、読んでいるだけでも疲れてしまう。こんなすごい漫画をずっと描き続けている作者さんは本当にすごい。神がかり的だ。



それから今日は2回目の部活だった。今日は囲碁。初めて碁盤と碁石を見た。ルールも当然分からない。でも、部員たちに相手をしてもらって、少しずつだけど、なんとなくだけどわかるようになってきた。右も左も分からない暗闇の中で前進していかなければならないという状況は苦手だ。もしかしたら私の行く先に何かが立ちふさがっているのではないかと不安でビクビクしてしまう。足がすくんで動けなくなってしまう。だけど、今年はそんなことに挑戦していく年にしたいと思っている。行き着いた先で何も見つけられなくても、怪我をしたり、怒られたりしたとしても、前に進むという行為をどうにかしてみたい。意気込みだけでちょっとしか進めなくてもいい。その「ちょっと」という距離が私の今の力だと思って、次の暗闇に進んでいきたい。「ちょっと」でも進めなかったらどうしようか。それは、本能が危険を回避したとでも言い訳して、うまく乗り切っていきたいものだ。