僕の薔薇色の人生(★★★☆☆)

フランスのブリュッセルという田舎町に家族と共に引っ越してきた少年ルドヴィク(ジョージ・デュフレネ)。彼は自分の心が女の子であり、大人になったら女性になると信じてメルヘンチックで女の子らしい趣を好むが、次第に振る舞いが冗談では済まされないものになり、周囲の目も非難の色に変わっていく・・・というストーリー。

ルドヴィクの日本語吹き替えが高山みなみ嬢であらせられたので、始終、コ○ンだーと思いながら聞いていた。小学生のフリをして甘えた声を出してる時のコ○ン。適当に見つけたDVDだったが、性問題や性障害を持つ少年と彼を取り巻く家族や隣人たちといった環境がどのように影響するのかなど、大変興味深い映画だった。性障害を持つが故に追い込まれた少年が母に告げる言葉に涙。ハッピーエンドで終るのかと思いきや微妙なエンドで幕を閉じたこの映画。続きがあるのかどうか気になる。