マウスの頭文字はM

マウスは消耗品である。今回はネズミではなく、パソコンと一緒に使うマウスの話だ。此処のところ、私が長年使ってきたボール内蔵型のマウスの塗装が著しくはげてきた。手にフィットしているのでくっきりと跡がついてしまっている。しかし、誰に見られるものでもないためそのまま使用しつづけていると、一定の場所以外動かなくなるという誤作動が起き始めた。これでは起動も終了もできないので、機械オンチにありがちな暴力(軽く叩く)を使って元に戻していた。割と簡単に直るので、しばらくそのままにしているとやはり調子が悪い。そこで、「新しいの買おうかな」とマウスに向かって話すと不思議なことにたちまち直るようになった。暴力で駄目なら言葉攻めである。寿命なのか壊れる頻度も多くなり、罵倒する言葉も増え始めた。

先日、忍足のアルバムを買わずに新しいマウスを購入した。最終的な脅し文句は「お前なんかは幾らでも換えが効くんだからね」である。他人に云ったらさぞかし引かれるであろうこの言葉もマウスになら堂々と云える。だけど注意したいのは、周りに人がいないのを確かめてから、ということだ。先ほど、弟に聞かれた。「よかったら俺が話聞くよ?」と優しく諭された。今からマウスを取り替えようと思う。先ほど、メールチェックしていると「縛られた女王様」から「普通じゃ物足りないの」という件名のスパムメールが来た。彼女も私がマウスに向かって話しているのをどこかで聞いていたのかもしれない。(笑)