アリス イン ワンダーランド

<あらすじ>白ウサギと遭遇したことによって不思議の国へと迷い込んだアリス。そこは、美しくもグロテスクなファンタジーワールドで、トゥィードルダムとトゥィードルディーや、赤の女王とその妹で慈悲深い白い女王たちに出会う。


<ネタバレ感想>迷った末に2D(しかも字幕)でみました。。それでも映像の迫力がすごくて、これを3Dで見てたら私、失神しちゃうんじゃないかな・・・。意外に目潰しが多いので一人でギャ!と悲鳴を上げたりしました。ねずみマジ怖い。映像も美しくて、リアルで、アリスの世界観が隅々まで浸透している感じでした。ハートの城のデザインがことごとくハート型だったり、赤の女王に使えるハートのジャック(イケメン)の眼帯もハート型でした。このジャックが、かーなーりかわいいんです。大きくなる薬を飲んだアリスに一目惚れして告白するも玉砕。あまつさえ、その場面を赤の女王に密告されて「アリスが誘惑してきたんです!」とうそぶいてみたり。中盤ではアリスたちに逃げられて赤の女王にぶん殴られます。いい音なんですよーそれが。今回の最大の見所はジャックです。ストーリー的には、穴に落ちたアリスが仲間たちと一緒に赤の女王を倒して元の世界に戻るぜ!って感じです。私も原作の記憶がおぼろげなんですが、薔薇を赤く塗ったり、ハリネズミでゴルフしたり、そこの抜けたカップで紅茶を飲んだりする・・・くらいは覚えていました。まぁ、成長したアリスも幼女アリスも使命はあんまり変わらないので、そんなにドキドキハラハラはしないのが残念。結局、愛されなかった赤の女王に救いはないんですね。彼女の「愛されるよりも恐れられている方がいい」というつぶやきが胸にきました。殺生をしたくないアリスが、彼女を説得してどうにかする!っていう物語になるのかと思ってたのに・・・・物語は悪に厳しいです。アリスももっと狂った感じになって欲しかったなぁ。キレイな女優さんなんだけど笑顔があんまりないのが残念。最後までどんでん返しもなく終了。まぁディズニー映画だから冒険できない部分もあるだろうし、しょうがないのかなぁ。印象に残っているのは、白の女王の乗っていた馬の装飾。全身にまとう白レースがゴージャスで素敵でした。あと、チャシャ猫は素晴らしく良かったです。かわいいし。いいとこどりの猫。実際にいたら怖い。泣く。関係ないけど、映画館の外にあったPOPに「電王」の文字があったので熟読してしまいました。やるっていう噂は本当だったんだ・・・・!かーなーりー強い人の願いがかなってよかったなぁ。むしろこっちに感動。