アイドル×おじさん

お金が無かったのでATMでおろそうと思ったら長蛇の列ができていました。平日の昼間なのに皆おじさん。私が並んだ後にやってきたのもやっぱりおじさん。これがオセロなら私もおじさんにならなきゃいけないところだな!と思いながら列に並び続けます。時間にして5分ほど経つと「おっさん、早くしろよ!」という気持ちが高まってきて頭が沸騰しそうだったので、このおじさんたちが魔法少女っぽい衣装を見にまといながら歌って踊るユニットを結成しなくてはいけなくなったらどうするか・・・!という妄想でどうにか乗り切りました。メンバーは3人。それぞれテーマカラーもあります。髪の毛は薄く、カチューシャがちょっと惨めな気持ちにさせます。嫌々アイドルになった3人には過酷な興行に逃げ出さぬよう、お目付け役として鬼マネージャーを配置します。彼は鬼畜です。おじさんの一人が「スカートの丈が短いんじゃないかな・・・?スネ毛とか・・・ちょっとマイナスじゃないかなぁ」と苦言を呈すると、発言者の衣装はミニスカートになります。ニーソックスは支給されません。ひどいときには「そのスカート、邪魔なので脱ぎましょう」と真顔で脱がされます。必死にスカートをおさえるアイドル(54歳。性別、おじさん)が「やめてよーやめてよー」と懇願する様は、さぞかし愉快痛快奇々怪界だろうなぁ・・・・とうっとりしていたら私の順番になりました。変態ですみません。