風が強く吹いている

<あらすじ>高校時代に天才ランナーと呼ばれながらも、事件を起こして陸上から遠ざかっていたカケル(林遣都)。ひざの故障で陸上の道をあきらめた元エリートランナーにして、寛政大学陸上競技部のリーダーでもあるハイジ(小出恵介)は、そんなカケルを陸上競技部にスカウトし、ひそかに抱き続けていた箱根駅伝出場の夢を実現させようとする。


<ネタバレ感想>18時の回に行ったら私以外誰もいなくてどうしようかと思った。一人で予告編を見てたら何人か入ってきたのでほっとした。あのスペースに一人とか、マジありえない。寂しさで死ぬ。うさぎのように死ぬ。内容はとても良かったです。「チーム男子」のはしりだよね。皆、すっごく仲良しで、ハイジさんのために一生懸命走ってる。色々はしょってるな〜と思うことはあれど、映画ですからね。青春!って感じで胸が熱くなるようなステキな作品でした。それにしても、自転車より早いとかもう私からしたら妖怪の一種ですよ。しかしながら、カケルが走るシーンは別格で、なんてかろやかな走りなんだろうかと思った。本当に、林くんはスポ根系映画にはなくてはならない人材だよね。最後の榊とのやり取りも好きだ。榊だって走ることが好きで、カケルのことを自分のライバルであると自認しているからこそ、走れなくなってしまった原因であるカケルが憎らしくてああいう態度をとっちゃってたんじゃないかなとか、榊はもっとカケルと一緒に走りたかったんじゃないかな?とか、あの笑顔、たまらねーぜ!とか色々混じった電波を受信したら不覚にも泪が出た。あの後、和解した二人のからみがもっと見たいよ〜!!!そこを邪魔するハイジさんとかすげー萌える。個人的にはもっとカケルとハイジさんとのやりとりがあったら・・・!と思いました。つーか、小出くんは見事なハイジだった。立派なお母さんだった。怒ってビールをぶちまけるシーンが好きだな。それから、王子役のちゃんなかがものすごく可愛くてツボでした。あの漫画部屋、一体どうなってるのか生で見てみたい。ちゃんなかは本当にヘタレ役が似合うな〜。可愛いなぁ。泣き声も泣き顔も可愛いだなんて反則です。