転々(星5つ)

<あらすじ>大学8年生の文哉は、家族もなく、孤独で自堕落な生活を送っていた。いつの間にか作った借金は84万円。返済期限まで残すところ3日という時に、借金取りの男、福原がやってきて、吉祥寺から霞ヶ関まで歩くのに付き合ったら、借金をチャラにすると提案される。返すあてのない文哉は福原の条件を呑むしかなかった。井の頭公園の橋から、男二人の奇妙な旅が始まった。調布の飛行場に着いた時、福原は妻を殺したことを告白する…。

<ネタバレ感想>合間合間に挟まれたコネタがどれも面白すぎる。主人公たちの動きとはあまりクロスしない人たちがもーすごくイイ!!!「時効警察」が好きな人にはたまらない演出です。感動作とは言いがたいけれど、確実に胸に訴える何かがある、そんな映画だなと思いました。カレー食べるシーンとか、盛り上げすぎないのが最後のシーンをより一層ほろ苦くさせるんでしょうね。それにしても途中からでてくる嫁の姪っ子(ふふみ・・・だっけ?)がちょっと変な子すぎやしませんか。テンション高すぎるっていうか。でもそれが物語に馴染んでいるのがなんだかすげー。