唇が赤い

A:大学生くらい。爽やかな感じ。多分Bたちの先輩。
B、C、D、E、F:ピチピチな高校生集団。坊主頭。

電車に乗っている最中、入り口付近に立っていたら高校生たち(B〜F)が乗り込んできた。最初は仲間内でなにやら話していたが、一人がAを発見。いっきに集団のテンションがあがる。早く帰りたそうなAに「一緒に帰りましょうよ」とか、「じゃあ、せめて握手してください」だのと過剰なスキンシップを図る。Aは「俺も」「俺も」と催促され、結局全員分握手してた。そして、一人がゴソゴソと携帯を取り出しAを撮影しだすと、仲間から「俺にも送ってくれ」「Aさんもっと笑ってください」などの注文が入ったりもした。高校生たちはずっとAさん、Aさんと慕っていて観ていてかーなーり和んだ。しかし、ここでニヤけたら、801取締り法に引っかかって川原の石を積み上げては崩されるという作業に従事しなければならないかと思って唇を噛んで耐えた。