幸せの沈黙に言葉を失くそう

今日も今日とて喉が痛む。私は普段、必要以上に喋らないように気をつけている。大体、話下手(しかも聞き下手)なのにも関わらず、言ってはいけない一言を、まるで図ったかのように言ってしまうのだ。そういうときだけタイミングを合わせるなよと、脳に言ってやりたいくらいに。私は現代的に言うと「KY」と呼ばれる種族である。話の流れを汲むことができない。だったら頷いているだけでいい。その風がうまくいく。だから、声が出なくてもなんとかやっていける!と思った。70%くらいは割りとどうにか成った。どうしても伝えなきゃいけないことは側にいる友人が通訳してくれるし、最悪、紙にでも書けばいい。だけど、通訳は万能ではない。人間ははっきり聞こえない音(意味)を会話の流れを汲みつつ、自分の好きなように置き換える能力を持っている。あるサイトによると、詳しくは

耳に入った音をそのまま聴いているわけでなく、他の情報、過去の経験などと照らし合わせるなどの脳内処理を経た後、最終的に音として認識する

らしい。従って、自分が伝えたいことの全てを、第三者を通じて他者に伝えることはできない。だけど、それも悪くない。全ては図らずとも時間とともに変化する。間違いがあるからこその面白みもある。それを楽しめるような人になりたいと思う。しかし、声が出ないのは辛い。声変わりだと思えば、笑い話にでもなるんでしょうか・・・・。

参考サイト様:オーディオの科学(htp://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/brain.htm)

言いまつがい (新潮文庫)

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