タワーリング・インフェルノ

<あらすじ>サンフランシスコの市街にそびえたつ138階建ての超高層ビル、グラス・タワー。大都会から逃れ、自然の中での生活を夢見る設計責任者ダグ・ロバーツは、ビルの落成式典当日、地下発電機の故障から配電盤ヒューズが、自分が指定した規格より安い部品が使われている事を知った。事実を問い詰めるダグに、オーナーのダンカン社長も娘婿シモンズも取り合おうとしなかった。 しかし、同じ頃、ビルのほぼ中間、81階の物置で同じく配電盤がショートし、小さなボヤが起きている事に、まだ誰も気付いていなかった。やがて、落成記念式典に出席するため、各界の著名人がグラス・タワーにやって来た。


<感想>インフェルノってなんだろうと思っていたら「地獄」でした。こわ。豪華キャストで送る最高のパニック映画らしい。友人にオススメされてみた映画なんだけどすっげー面白かった。でも2時間半と結構長め。英語の教材としては辛いものがあります。最初に「全てのファイヤーマンに捧ぐ」というテロップが出るのがいい。火災怖い。本当に消防士の方々には頭が下がります。お気に入りのキャラは、ダンスの神様ことフレッド・アステアが演じる詐欺師の男。女性に「どうして戻ってきたの?」と聞かれて、「もちろん、貴方に会うために」だなんて甘い言葉を紡いでくれるおじいちゃん詐欺師。おおお、格好いいー!しびれる。逆に、最初から最後まで嫌なヤツだった社長の娘婿もいい味でてる。私はこんな性格の曲がった男は大嫌いだけど、ここまで悪役を通すのって難しいと思う。だいたい映画ってやつはいいヤツは生き残って、悪いやつは死んじゃう話が多いように思うけど、この映画はいいヤツも死ぬ。そこが私は好きだ。だってそれが現実だから。ハッピーエンドも好きだけど、こういう映画はリアルを追い求めてくれた方が見やすいと思う。


追記:フレッド・アステアって聞いたことが或る名前だなぁと思っていたら、レツゴのキャラクターの中に「ブレッド・アステア」が居たんだった。えっと、数時間前にこの記事を読んだの。

参考サイト:錬金場(http://yamaba.blog71.fc2.com/blog-entry-313.html)様