妄想がとまらない

私は猫である。可愛いにゃんこである。苦情もあるだろうが、夢だから仕方がない。ご主人様は漫画家らしい。いつも締め切りに終われているので、にゃんこである自分が精一杯癒し空間を作ってあげている。しかし最近、ご主人様が構ってくれない。アシスタントのミケルくんがいつも遊んでくれるが、たまにはご主人様と遊びたい。遊んでくれー!と修羅場の中に突進。すると、突然、ご主人様が書いている漫画の世界に入ってしまう。猫なのに、マチルダさんという人に憑依する。世界観としては3つの国が戦争をしていて、A国(超大国、軍事力抜群)、B国(新設国、医学とか進んでいる、A国に喧嘩を売った)、C国(国としての歴史は長い、戦争はしたくないのにAとBの間にある国なのでとばっちり)というなんとも分かりやすい感じだ。マチルダはB国のスパイだ。マチルダはC国の姫様を暗殺するためにやってきたのに姫様の人柄に触れて困惑する。自分の生きる意味とは?姫様を殺すことで自我が確立できるのか?などと悩みに悩んだ末に、姫様を攫って宇宙海賊になってしまう。まさかの百合展開と宇宙海賊という突拍子もなさに夢であることを実感する。C国の姫は天然なのに誰に対しても敬語という私のツボ傾向を抑えており、B国の姫(マチルダの上司)は金髪、つるぺたツンデレ、幼女という私の好みを反映するかのような感じになってます。あれ、考えたら男性が一人も出てきてない。猫なのに思ったね、ご主人様は変態だと。