武士の情けが欲しかった

一週間前にレンタルしてきたアルバムを返しに、いつものツタヤ日立店に行きました。本当は何かを借りてこようかななんて思っていたのに、人が多かったのと、思いのほか寝過ごしてしまったため諦めてきました。


雑誌を少し立ち読みして、さて帰ろうと思った瞬間、鍵が何処にもないことに気づきました。慌てて車に戻ってみると、イスの上に鍵が見えるではないですか。しかもしっかり鍵しまってるし・・・・。初めて鍵を内側に閉じ込めました。母親が過去2回ほど同じことをしているのを見て気をつけていたつもりだったのに。そして勿論、車のスペアキーは70キロ離れた実家にある訳で。とりあえず母親に電話してみると、ガソリンスタンドか修理屋さんにいけば開けてくれるという情報が。しかし、何処にガソリンスタンドがあるのかも判らないのでツタヤの店員さんに聞いて、2、3キロくらい歩いて到着。茨城大学の工学部を初めて見ました。当初、値段は3000円、と云われたのですが、手持ちが2000円しかないと云ったらまけてくれました。もっと交渉すればよかったんだけど、初めての失敗があまりにショックで交渉なんて頭になかったのです。開けてくれたのは気さくな若いお兄さんでした。割と格好よかったです。お兄さんとトラックに乗り込み、ツタヤに向かう途中色々お話しました。あれ、久しぶりに他人と会話したな、なんて思いながら(寂しいなぁ/苦笑)。鍵はなんだか定規のようなものを使って鍵を開けるのですが、もしものときに一つ欲しいなぁなんて思いました。あれが流通してしまったら鍵をかける意味なんてなくなってしまうってことを忘れて。その後、母親に2000円でした、と報告したところ、「有り金全部出せ、なんて情けってものがないのねその修理屋さんは・・・」と嘆かれました。これからは、内側から閉めるのではなく鍵を使って閉めるようにしようと思います。2000円。映画一本見たかったな・・・。