天国と地獄

人生、宝くじに当たったら、その一時間後には雷にあたる可能性もある訳ですよ。そんな一日でした。朝起きてミュの観劇が終るまでは天国だったんですが、その後がね。もうね、初めて東京が怖いと思いました。美技に酔って、人に酔って、電車に酔って、胃液に負けました。もう本当に限界だった。ミュを見て、出待ちを終えてヨロヨロと駅に向かうまでに、大量の同人誌で足腰がふらついてきて、おなかがもう背中にくっつくほどだったんです。もう年なんだから出待ちとかしちゃ駄目だなって反省しましたもん。とりあえず東京駅に行こうと思って、電車乗って、気付いたら錦糸町。可笑しいと気付いたのは、二個くらい前の駅の秋葉原。そこで気付けよ!って感じだけど、遺産で目は死んだ魚の如し。いきなり隣に座っていた見知らぬ女に「これって東京駅行きませんよね?」って当たり前なことを確認された女性もさぞかし迷惑だったことでしょう。でもあれで素面だ。とにかく降りて快速で東京に逆戻り。時刻は9時半。降り立った場所からどうやって八重洲中央に向かうのかすらわからないわ、遺産が限界値を超えるわで色々大変でした。



逆にリバースすると食欲が落ちるもので、お弁当を買うこともなくバス乗り場へ直行。時刻は10時を廻っています。地元への最終は22:40です。余裕を持って来てみたら、ありえないほどの長蛇の列で、今日は東京で野宿確定かと思いました。死んでしまうがな。あまりのことにバスが増えてギリギリ乗れましたけどね。あのまま電車乗れてなかったら多分駄目だっただろうな。バスに揺られている間も気分がすぐれなくて半分死んでました。何故かイスが倒れないの。隣の人は横になってぐっすり快眠してるのに、私は体は垂直のまま死んだ目をしていました。一時間半の拷問の後は、バス乗り場から実家まで30分ほど運転。ここで、山形の新幹線の事故をラジオで知って、凄く怖くなりました。ご冥福をお祈りします。愛車も冬の寒さにフロントガラスが凍ってました。安全運転しなきゃいけないので、溶けるまで縮こまって待つ私。この頃には、ようやく地元に帰ってきたという実感が湧いたのか、遺産に打ち勝ってました。それで、家に帰ったのが12時前。今日は10時に帰ると云ってあったにも関わらずこの仕打ち。母上に呆れられたことは云うまでもありません。