ちょっぴり鳥が好きになった

26 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/07/30(水) 12:38:26.71 id:KKjGdFV+0
鷹 「いつも世話になっている飼い主殿に何か恩返しがしたいものだ」
梟 「ほう・・・・・・それは興味深い」
鷹 「私たちの能力を生かして何かできないものだろうか」
梟 「そうだな・・・・・・」
鷹 「例えば・・・・・・そこではしゃいでいる犬を狩って飼い主に献上するのはどうだ?」
梟 「ばかもの。あれは飼い主殿の飼われている犬だ。狩るわけにはいかん」
鷹 「・・・・・・しかしいつも奴らばかりかわいがられてズルイではないか・・・・・・」
梟 「仕方ないだろう。私たちは鳥なのだから」
鷹 「・・・・・・では、この羽根を献上しよう。売ればいくらかの足しになるであろう」
梟 「羽根を?正気か?」
鷹 「飼い主殿への恩返しと思えば容易い。(ばっさばっさ!)」

主 「うわっ!どうしたタカちゃん!羽ばたくのをやめろ!」
鷹 「・・・・・・」
主 「あーあー、羽根がこんなに抜けちゃってるじゃないか。こんなに綺麗なんだからちゃんと自分の羽は大事にしないとだめだぞ!」
鷹 「・・・・・・」


梟 「ふふ、怒られてしまったな」
鷹 「・・・・・・ああ」
梟 「・・・・・・おかしな奴だ。怒られたというのにうれしそうな顔をしている」
鷹 「・・・・・・ふふ、飼い主殿はやはり素敵なお方だ」
梟 「ははは、知れたことを」