660 名前: 風と木の名無しさん [sage] 投稿日: 2008/05/06(火) 22:37:46 id:x0bsMbPb0

警察署で取り調べの時、実際にはカツ丼など出してくれることはないけれど、お茶のお代わりは自由。しかしそれも実は指紋を採るためだ、と聞いた。

対策として、「どーぞ」とお茶を勧められて、「では」と頭突きする勢いで 湯飲みに唇を突っ込み、ピチャピチャ舐め始めたら警察の人もさぞ嫌であろう。

でも指紋採られたくなかったら仕方ないよね。

「僕、キティちゃんのストローがないと飲めないんです」

と駄々をこねたりとか、

「貴方が口移しで飲ませてください」と真顔で迫ったり

とかして阻止してもいい。

その点、落語家であればぐっと楽になる。

着物の両裾をひょいとつまんで「へへ、いただきやす」と布地の上から 湯飲みを持っても全然不自然じゃないし。

さらには湯飲みに触れるふりをして素早く手をひるがえし、「あち、あちっ」と耳たぶを触る仕草を追加(この動作で飲もうとしているのが熱燗なのか お冷なのか、という事を観客に伝えることができます)。

「へへ、失礼しやした」と再度手を伸ばし、やはり湯飲みは掴まずに 右手で湯飲みを持つ形を作り、それを崩さず口元へ持っていきズズズー。

「あー、うめえ。結構なお手前で……」

トン!と机の上に置く硬い音まで聞こえたと思わせられるようになれば完璧。 「もういやだ、こんな奴らばっかり相手にする仕事」と思っていた取調官も思わず息を呑む。

ひょっとしたら、弟子が一人増えることになるかもしれない。