博士の愛した数式

原作はとうに読んでいましたが、ようやく映像化されたものを読みました。

<あらすじ>交通事故による脳の損傷で記憶が80分しか持続しなくなってしまった元数学者「博士」と、博士の新しい家政婦である「私」とその息子「ルート」の心のふれあいを、美しい数式と共に描いた作品。(ウィキより抜粋)

ルートが先生になるのはありましたが、生徒に過去を教えるという形にしたのはとても分かりやすくてよかったなぁと思いました。印象に残っているのは、博士がルートに勉強を教えているシーン。博士流の教え方はとてもいいなぁと思った。算数の問題は、口に出してリズム感を掴む。それを「まるで一遍の詩のようだ」と褒める。こんな風に算数と向き合うことが出来たなら、算数嫌いにならなかったかもしれない。私の読み方が悪かったせいか、原作では「博士が愛した数式」とはなんなのかが理解できなかったのですが、映画版は分かりやすく説明されていました。でも、未亡人との和解のシーンがいまいち物足りなかったような気がします。私の見方が悪いのか・・・?